I LOVE YOU
でも私には、その言葉が言えなかった。勇気がなかった。

毎日が苦しかった。だから私は、この学校を去った。

あの時は、一緒にいて笑える自信がなかったから。

でもね、去りたくもなかった。それは、隆弘がいたから…由衣や萌、クラスのみんながいたから。

でも、隆弘といたら自分が壊れそうで…

辛くて、胸が苦しくて…張り裂けそうだった。

そんなの耐えられない!


隆弘…幸せになってね!私みたいじゃなくて、幸せに!

< 60 / 63 >

この作品をシェア

pagetop