木漏れ日の微笑み



『入来ー。

おい、入来ー』




私を呼ぶ

尾崎くんの声に




冷静なつもりで振り向いた。


すると、尾崎くんは。




『入来、お前

顔引きつってるけど、どうした?』




私は、「・・・」


無言になった。




しかし




尾崎くんは話を続けた。

『相談したい事が

あるんだけど、放課後

二人っきりになれる?』




「あっ、そうなの!いいよ」




今度は上手く冷静を装い









返事をした。





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