また君に恋をする






「いつか…いつか仁のこと忘れることが出来たとき。その時まだ章大の気持ちが変われひんかったら…うちのこと彼女にしてくれる?…都合のエエことばっかやな…うちって。…ごめん…。今の冗談やから。」


章大の横から立ち上がる。
   


「待っとるから。」



呟く章大。
   

「…。」


振り向く那智。
   



「待っとる。待つのにはもう慣れてん。那智にはずっと前から片想いしてんねん。やから1年でも10年でも100年でも待っとるから。」



微笑む章大。
   

「…しょ…章大…。ありがとう…。」


微笑返す那智。



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