また君に恋をする
「章大。章大。起きろや。」
寝ている章大を揺さぶり起こす隆平。
「…う…う~ん。」
眩しい光。
目を擦る章大。
「はい。水や。」
寝ぼけた顔の章大。
コップを受け取り一口飲む。
「あったま痛いわ。」
髪をクシャクシャと掻く。
「飲みすぎや。自業自得。」
「あれ?隆平やん。って何で?何でここにおるんや?僕?」
不思議そうに隆平の顔を見る。
「章たん。おおきした。」
章大に飛びついていく博貴。
「ビックリした。ってか博貴頼むから大きい声だすなや。」
顔を歪める章大。
「博貴。もっと騒いでやれ。」
悪戯な笑みを浮かべる忠義。
「あああああ。」
耳元で大声をあげる博貴。
「勘弁してや。隆平何とかしてや。」
隆平に泣きつく章大。
その様子を見て悪戯に笑う隆平と忠義。