また君に恋をする
ガラスの心




空に星が輝きだす時間。
月明かりの下。
手を繋ぎ歩き章大 博貴 忠義。
   

「ウサギたん可愛かったな?」


ニコニコしながら話す博貴。
   

「可愛かったな。博貴はウサギが一番良かったん?」
   
「う~ん。」


考えこむ博貴。
   


「ライオンたん。」



顔をあげ答える博貴。
   


「ライオン?何でや?」
   
「ガオーって。強そうやろ?」
   
「確かにな。博貴とは正反対やわ。博貴は泣き虫やもんな?」



悪戯な笑みを浮かべる忠義。
   


「泣き虫やないで。男の子やから泣かひんもん。」



膨れる博貴。
   

「ほんまに?ビィービィー泣いてたやん?」
   
「泣いてへん。」


ムキになる博貴。
   


「泣いてたやんか?」
   


「泣いてへんもん。」



ムキになる博貴。
じゃれ合う忠義と博貴。






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