恋愛教師
俺たちは、
お好み焼屋に入った。
「泰嘉たちはどこ行っちゃったわけ?」
メニューを見ながら聞く。
「USJに2人で行ったと思いますよ…。」
「そう…。」
「奈菜、泰嘉くんのこと好きだから、、、。
あたしがいても邪魔だし…。」
「えっ?!まぢ??」
「えっ?」
「泰嘉も奈菜んこと、好きつってたけど…。」
驚いた。
こんなことってあるんだ。
泰嘉はいいよな。
簡単に恋が叶って。
「恋は叶えるものだよ。」
「へっ?」
ぼーっとしていた俺。
話し始める日和。
「あたし、ブスだし。
ふられるのわかってたけど…。
勇樹くんに告ってよかったです。」
「へぇ」
「先生への思い、自分の中で閉じ込めたら
きっと後悔するよ。」
「うん。」
「・・・ 。」
「お前馬鹿だなっ」
「へっ?!」
「普通、好きな男の恋なんか応援しないっしょ。」
「うぅん…。なんだろう。
好きな人が幸せなら、自分も幸せ的なっ♪」
しばらく無言がつずいた。
「やっぱさ。俺、先生のことあきらめねぇ。」
「うん。それがいいよ。」