恋愛教師



放課後、泰嘉と帰ろうと、上履きを履き替えていた。


「ったく、翔平と幸弥は女と帰りやがったよぉ。」


俺は、そう言って下駄箱の前のごみ箱をけった。


「そんなムカつくなって。
 勇樹が来なきゃ俺、一人で帰ってたぜ。」

「へいへい。」


俺らは、玄関を出た。



「原くん。ちょっといいかしら?」


「はぁい。」



あの女が俺んとっころへ駆け寄ってきた。


「いいっすけど?」


俺と女は、生徒指導室に向かった。


「泰嘉は、そのゴミ箱、直しといてくれる?」


泰嘉?

先生、今、、、泰嘉のこと呼び捨てしたよね?

俺のことも、勇樹って呼んでよ。。。



「なんすか?」


俺らは、生徒指導室の椅子に座った。


「あたしは、小林優梨子です。」

「はぁ…。」


なんか、変な話が続いた。

それでも俺は全然退屈じゃなかったぜ。

先生の顔、ずっと見てたから。

きもっ

俺ってこんなエロ男子だったけ?!



先生は、生徒指導室のドアに手をかけた。


「先生。」


部屋を出ようとする先生を呼びとめた。

「なんですか?」


「先生、俺と結婚してっ!!」


「ふざけないでくださいっ!」


「俺、まぢだし。
 ぁしたかたまた休っもかなぁ♪」

「えぇっ!!」


「んじゃキスっ」



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