恋愛教師
約束通り、俺は翌日も学校に来た。
「優喜くーん!!泰嘉くーん!!」
俺らの周囲には、うるせぇ女子がいるのに、
他の女子が、俺の隣を割り込んだ。
その女は、昨日の修学旅行の人だった。
「あんたら何?」
俺は、きく。
「あっあたしはぁ・・・・町田日和。」
「あたしは、太田奈菜だっちゃ♪」
「あっそ。」
俺は、一人で玄関に向かった。
「おいっ泰嘉!!」
うしろから、泰嘉が女子に「ごめんなっ」と言って
後ろから走って付いてきた。
謝る必要なんかねぇのによっ
泰嘉は昔っからお人好しで、俺は昔っから、ちょっとしたことで謝るのは嫌だった。
「俺、泰嘉が女と自由行動したいっつーから、我慢してるだけで
朝まであいつらと付き合うのりまぢだりぃから・・・。」
「はいよっ。」
俺は、昔っからわがままで
泰嘉に迷惑変えてるよな。