それでも君が好きだから
「蓮にフラれたんだよね?」

「率直だね…」

「ごめん、でも余計な事いらないし」

自分でもビックリする程、冷静な私。

「フラれたよ」

「…」

「断ったケド♪」

「…え!?」

「ほんとだよ?断っちゃった」

「…」

嘘でしょ?じゃあ、どうなるの?

「でも、蓮とはもう学校以外で会わないと思う」

「え?」

「アンタの事、本当に大好きなんだね」

「そんなこと…///」

照れるよぉ~~///

「でも、私はアンタ嫌いだから」

「は…?」

「アンタの事、大っ嫌い」

「…!?柚子っ!」

腕を掴まれ、人のいない路地へ連れて行かれる。

―――ダンッ

地面に叩きつけられる。

痛い…。

「アンタ、男恐怖症なんでしょ?」

!!?

「何で知ってっ…」

「うるさいなぁ」

瞬間、私は気付いた。

私を取り囲む数名の男。

。。。ハァ、ハァ。。。
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