それでも君が好きだから
「…沙羅っ!!?」

私が処女じゃなくなる一歩手前。

目の前には蓮がいた。

蓮、助けて…。

その瞬間、私は意識が無くなった。



―――パチ

目を開ける。

蓮だけがいる。

「蓮…?」

「沙羅!大丈夫か!!?」

蓮は私を抱き締めようとした。

でも、それを体が許さなかった。

「っ離して!!」

「は…?」

「触らないでよぉ!!」

泣き叫ぶ…。

「沙羅…俺だよ?」

蓮は焦ってる。

でも、そんなの知らない。

冗談じゃないよ?

本当に辛いんだ。

だから…。










「別れて…下さい」









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