それでも君が好きだから
★蓮★

俺は、家を飛び出した。

柚子…お前、何したんだよ。

沙羅に何かあったら…許さねぇぞ。

今行くからな、沙羅っ!!

…と、言っても…。

「沙羅、どこにいんだよ?」

俺には情報が無さすぎた。

お手上げ状態。

沙羅!どこに行ったんだよ!

~♪~♪♪

「もしもし、沙羅!?」

『私、沙羅の母ですが…』

「え、お母さん?あ、どうも…」

何でお母さん??

『蓮クン…ですか?』

「はい」

『…沙羅は今、×□病院にいます』

「病院!!?」

俺は急いで病院に向かう。

走って走って…。

熱が出て、体が熱かった。

それでも走った。

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