それでも君が好きだから
☆沙羅☆


休み時間…。

「沙羅!呼んでるよ」

「え、誰が??」

「…未確認何とかって奴が」

「えぇっ!?」

自分で言うのもなんだが私は結構モテる。

だから毎日告白されるわ、帰り道つけられるわで、大変。

…怖くないって言ったら嘘になるケドね。

「宮森サン」

城崎何とかさん。

「へ?あぁ…何?」

またこいつかよ。暇人め。

「保健室、どこ?」

「えっと…そこの階段を下に下がってすぐ」

「さんきゅ」

「何で?怪我したの?」

「ううん、センセー口説きにいくの」

「は?…バカじゃない?」

「お前よりは、バカじゃない」

「っ…!!?」

「じゃあな」

城崎は行ってしまった。

ん?ちょっと待てよ?
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