それでも君が好きだから
★蓮★

俺は実紅チャンに会いに行った。

授業中だったので先公を目で落として自習にさせた。

実紅チャンも俺も宮森サンも同じクラスだったので話しやすかった。

「実紅ちゃん」

「え?城崎君?」

「連で良いよ。」

「蓮君、私に何か用?」

「宮森サンの過去、知ってるよね?」

「ええっ!?何で!!?」

そんなに驚く事??

「いや…あいつ、俺の事すげぇ避けるから…」

「…知ってるよ」

「教えてよ、実紅チャン」

「……チャン付けしないで」

「実紅、教えて」

「分かった、蓮」

そして実紅は話し始めた。

誰にも聞かれないようにこっそりと…。
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