それでも君が好きだから
☆沙羅☆

「文化祭!?」

「うん、2週間後。私らのクラスはメイド喫茶やるって」

「メ…メイド喫茶!!?」

「も・ち・ろ・ん、あんたもメイドね」

「は!?やだよ!恥ずかしいもんっ!!」

何言ってんの、実紅チャン!!

私がメイドとか、まじ無いっしょ!?

「あ~でも、私もやるよ、メイド♪」

「実紅も?…う~ん、でもなぁ…」

「いいからやるの!!儲かったら何割かあげるよ?」

「嘘、お金!?もち、やるぅ!!」

「オッケ、決まりネ」

やったぁ~♪儲かるといいナ。


~数日後~

「おい、沙羅!!」

「ほぇ?あっ…れ、蓮」

「てめぇ、ちょっと来い!!」

え、何か怒ってる…?

―――ドンッ!!

壁に叩きつけられる私。

っ…。

「痛いんですけど…」

「お前、メイドやるんだろ!!」
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