それでも君が好きだから

とりあえずトイレで落ち着く私。

「は…っ、は…」

それにしても、何であんなに怒ったんだろ、蓮…。

全然分かんないし。

ま、とにかくメイドはやるしっ!!

トイレから出ると実紅がこっちに来た。

「沙羅!探したよっ」

「ごめん、何で?」

「メイドの服、今日買いにいこ!!」

「えっ?自腹なの??」

やだよそんなの!稼いでもプラマイゼロじゃん!

「ううん、学校からお金出るよ。私ら2人は買い出し当番」

「まじ?面倒臭いなぁ…」

「いいから♪放課後ねっ!」

「…うん、分かった」

ま、仕方ないよね。

お金の為!!

宮森 沙羅、メイド服探しの旅に出ますっっ♪♪

「じゃあ私、用あるから!」

「うん、また後でね」
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