それでも君が好きだから
最強の元カノ
☆沙羅☆

観覧車でラブラブした後、私達はさっきの場所へ行った。

「実紅~~☆」

「あっ、沙羅!!」

「お待たせっ」

「何か、雰囲気変わった?」

「えぇ~?そんな事ないよぉ」

嘘。

本当は今、すっごい嬉しいし、楽しい♪

「…」

「蓮…どうかした?」

さっきから一点を見つめたまま、硬直状態の蓮。

「えっ…いや、その…」

「蓮?…」

『…蓮?』

誰?今の声、私じゃない。

私が声の主を探してると前から女の子が走ってきた。

「…柚子 yuzu」

「え?蓮…知り合い?」

「あぁ…昔、ちょっとな」

「久しぶり、蓮っ!元気だった?」

「おう…お前は?」

「とっ~ても♪♪」

何この女、馴れ馴れしい…。

「蓮、この人誰?」

「あぁ、俺の元カノ」

「!!!??」

元…カノ?

「初めまして☆永見 柚子 yuzu nagamiですっ」

とっても綺麗な女の子だった。
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