お兄=秘密彼氏 ~パート2~





なんか俺 夏喜を





・・・・・裏切ったみたいだ






ダダダダダダッ





廊下を走る音がした




・・・・もしかして





「もしかして夏喜
 今の話・・・」




口を手で塞ぐ夏美




俺も夏美と同じことを思った





今の走った廊下の音





絶対に夏喜だよな







「大哉行ってあげて?
 好きなんでしょ 夏喜のこと」


「どうして・・・?」


「バーカ!!それぐらい
 アンタ見てればわかるよ

 その思い 夏喜に言ってあげて?」


「わかった」






夏美の助言を受けて




俺は急いで夏喜を追いかけた





「多分庭にいると思うから!!」





夏美はすげぇな



夏喜の行きそうな場所をわかってるなんて




さすが腐っても双子なんだな






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