お兄=秘密彼氏 ~パート2~
やっと俺の話を聞いてくれることになったちー
俺はちーを抱きしめたまま
話し始めた
「好都合だって言葉は間違ってた
それは ゴメンな?
俺がこの家を出ていくのは
俺にもちーにもいいこと
なんじゃないかって
・・・俺は思うんだ」
「どうして・・?」
「父さんと母さんが離婚すれば
俺達家族は 赤の他人になる
そうすれば 俺とちーが付き合ってるってことを
他の人にも言えるんじゃねぇって・・・
他人になれば 俺達は兄妹ではなくなる
そのかわり 普通の恋人同士になれる
そう思ったから俺は・・・
ココを出て行く」
確かに ちーになんの相談もなしに
勝手に決めたことは
俺がいけないと思う
でも・・・・俺はそうしたい
「・・・それ
本当なの?
本当に大翔の気持ちなの?」
「そうだよ
ふっ 俺がちーを嫌いになるなんて
まず ないからさ!」