お兄=秘密彼氏 ~パート2~
あたしはちょっとゴメンと言って
大翔のもとへ急いだ
「大翔♪
どうしたの?」
「んー?
ちーの顔が見たかったから来たんだけど
そんな理由じゃダメか?」
「ううん!嬉しい☆
でもよく学校来れたね?
今日は休むかと思ってた」
「引越し屋が夕方にくるらしいし
母さんも仕事探しに行ったし
ヒマだから来た♪」
「そっか!」
あ!と何か思い出したように
ポケットの中を探し出す大翔
そして小さな紙切れを渡した
「コレ 新しい住所と
電話番号が書いてあるから」
「うん!わかった」
「それと よかったらなんだけど
明日から一緒に登下校できないかな?」
少し照れくさそうに言うところ
年が二つも離れてるけど
なんかすんごく
可愛く思える♪