お兄=秘密彼氏 ~パート2~
どんどん引っ張られて
実験室へと戻される俺
みんなは教室に戻って行くのに
俺だけ反対方向に進んでいる
あぁ・・・なんでこんな目に・・・
「ほら ちゃっちゃとやれ!」
一本のほうきを手渡す先公
このバカ広い実験室を俺一人で?
この俺が・・ありえないぜ
なにもかも さっき告白してきたヤツが悪いんだ!!
あんな時間に告白してくるから
俺は授業に遅刻して
今こうしてそうじをやらされる羽目になってんだよ!!
「やればいいんだろ」
「そのとおり♪」
俺はしぶしぶと手を動かし始めた
だが この実験室
掃いても掃いても
ゴミが集まらない
それは当たり前なんだ
この先公が毎日毎日
一生懸命ここを掃除してるから
俺があまり掃除しても意味が無い
って このことに気づいたのは
この掃除が終わってからだった
(トホホ・・・)