お兄=秘密彼氏 ~パート2~

デートのお誘い






「ただいまー」





あの後 俺と夏喜は互いに家に帰った


その途中ずっと


携帯のメモリーの中にある

夏喜のアドレスと見つめ合っていた





アドレス見てるとなぜか



夏喜の顔が浮かぶんだ




そして少しニヤけてる俺がいて・・・








「何ニヤけてんだよ
 我息子ながら気持ち悪い」


「うるせーよ 親父」








家に帰って部屋を開けると

のんきにコーヒーを飲んでいた



俺の唯一の家族の親父





仕事は普通に会社員で


とても優しい親父だ




母さんと離婚してからは



一度も再婚していない








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