6月6日の学校




コチョ コチョ コチョ コチョ


そう言って私の弱点のお腹をくすぐりだした。


「っ!?
ヒャハハハハハハハッ!!
やめっ、やめてぇ!
起きます、起きます!!」


「よしっ」


手をとめてくれた。


ゼェ ゼェと息切れする私。


「じゃあご飯出来てるから早くこいよ」


と言って出て行った。


「はぁーい」


ふぅーー。


朝から疲れた・・・


私は制服に着替えながらそんなことを思う。


少し癖のある腰まで伸びた髪を整えてリビングに入る。


リビングに入るとコーヒーのいい匂いがする。


「遅い」


テーブルの方を見ると不機嫌そうな顔をして座っている咲夜がいた。


「ごめん ごめん」


「早く食うぞ」


私達は向かい合わせになるようにイスに座る。


「「いただきます」」









.
< 11 / 34 >

この作品をシェア

pagetop