6月6日の学校
「冗談でも言って良いことと悪いことがあるだろ」
「だ〜か〜ら〜、悪かったって言ってんじゃん。
咲夜さっきの蹴りマジで痛いんですけど・・・(泣゙」
「はぁ?
あんなんで痛いとか言ってんじゃねーぞ。
まだ二割しかだしてないっつーの!」
「あのねぇ、咲夜君?」
裕輔は自分を指差し。
「俺、一般人。
咲夜君は空手してるでしょ。
しかも全国一位。
わかりますか?
力の差があるってことが。
これは小学生でもわかる事ですよ?」
ちょっと先生風に言ってみた裕輔。
「お前がヘボイだけだろ」
ボソッと咲兄は呟く。
「おまっ、咲夜今ボソッとヘボイって言ったな!?」
「おぉ、言った言った。
バカは耳も良いんだな」
裕輔は許さねー!と近所から苦情がきそうな大きさの声で叫ぶ。
「裕輔様特製ミラクル☆パーンチ!」
裕輔のパンチは咲兄の顔にむかって飛ぶ。
咲兄はひるむことなく裕輔の攻撃をヒョイっと首を少しずらしてかわす。
「何が裕輔様特製ミラクル☆パンチだ。
ヘボパンチの間違いじゃねーの(笑゙」
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