6月6日の学校




蜜があんなんだし・・・・・・


ここは私が止めなきゃ!!


「はいはーいっ
そこまでにしなさいね」


咲兄と裕輔の間にニコニコと笑って割って入ったのは葵だ。


当然さっきのセリフも葵が言った。


「おはよー皆さん♪」


葵の後ろからひょこっと出てきたのは愛だ。


「おはよ、皆」


その後ろから出てきたのは翠だ。


「あれ、愛。
お仕事は今日休み?」


蜜は愛に問い掛ける。


「ううん、今日はお昼から。
だから今日は早退する」


愛はモデルをしているだけあって可愛いし細い。


翠は可愛いというより綺麗って言葉が似合う。


知的美人だと私は思う。


二人とも髪は長いのだけども翠はさらっさらの黒いストレート。


愛はちょいゆるカーブの少し茶色のかかった髪。


「そういえば・・・
今何時・・・??」


ふっと翠が言う。


私達は話してたから多分だいぶゆっくりとしたスピードで進んでいたと思う。


葵が腕時計を見る。









.
< 21 / 34 >

この作品をシェア

pagetop