イキナリ総長!?
ガラガラ
「間に合った〜!!」
ヒュッ ガシャン
僕のすぐ横をすごいスピードで机が通った
「ヒッ」
「悠里!大丈夫ですか?」
「う、うん」
僕のクラスのみんなは二つにわかれケンカしていた
ドカッバキッ
「ひゃー」
恐いよー
「おい」
蓮が低くそう言うと教室が一瞬で静まりかえった
「俺たちの総長を危険さらすとはな
覚悟しておけ」
クラスのみんなの顔が恐怖に染まる
「れ、蓮?恐いよ?」
「「「「すいませんでした」」」」みんなが一斉に頭をさげる
「うおーすげー」
「いえ、悠里ほどではありませんよ」
いつもの優しい声に戻った
キーンコーンカーンコーン
ガラガラ
「あ、もうホームルームの時間かー
…って席どこ?」
「…?
席は決まってませんよ?」蓮がいかにも何言ってんの?的な感じで言った
「…イヤイヤイヤ!!
普通席決まってるでしょ!?」
「白泉高校ですから」
そんな爽やかな笑顔で言われてもぉ…
はぁーなんなんだこの高校…