ヤンデレ双子に愛されて
「おまえ……。人をおちょくって楽しむのは止めろ」
「兄さんはおちょくり甲斐があるから。でも、香我美が俺たちの部屋にいるなんて嬉しいなぁ。
どんな手使ったの?俺がいくら誘っても来なかったのに」
「都合の問題だろ。今日が丁度良かったにすぎない。仮にも、お前が今日香我美を誘えば来ていただろうし」
「なるほど。じゃなきゃ、説明がいかないよね。俺たちは同じぐらいに香我美を愛して、誘ったりしたんだから。
ね、香我美。どうだい、俺たちの部屋は?」
和む双子がこちらを向く
吐き気を覚えた
まったく同じ顔と格好の人間の眼に、立ち尽くす私が映る