ヤンデレ双子に愛されて
「でも、一日じゃ食べきれなさそうだね。んー、結構多いなぁ。頑張るか」
「おまえ……。頑張るかで成立しないこともあるだろうが。
二日、三日かけて食べればいい」
「そう?香我美だからかなりのハイペースでいけると思うけどな。まあ、食べた後に考えるか。
じゃあさ、その間の保存はどうする。中は何かしなきゃ、流石に腐るよ」
「肉を腐らせないものなんて、もう家にあるだろう。――さ、再開だ。口じゃなく手を動かせ」
「はいはい。綺麗な香我美をずっと愛でるために頑張りますよ。――ついで、兄さんも愛でてあげる」
そう言って右桜は今度こそ、左桜の顔についた血を拭った
香我美の血だからと、味わうかのように舌で拭き取り
照れた左桜に押し退けられたのは言うまでもない