彼女の恋人
♪~♪~

風呂場から梓の鼻歌が聞こえる、人に朝飯を作らせといていい気なもんだ

……今どこを洗ってるんだろう?頭かな、それとも…

「…おはよう」

「!!!」

背後から急に声をかけられびっくりして振り返るとそこには真咲さんが立っていた

「お、おはようございます」

「うん、早いね啓君」

それだけ言うと真咲さんはテーブルのそばに座り突っ伏した。梓と違って本当にこの人は朝が弱いな

それから少しして梓が風呂場から出てくる

「ふぅ~、さっぱりした。ご飯できた?」

「もう少しだよ、早く食べたいならちょっとは手伝ってよ」

「この格好で?やっぱり啓はえっちだなぁ」

「…はぁ、もう良いから早く着替えてきて」

「え~、もう少しかまってくれてもいいのに」

ぶつぶつ言いながら離れていく梓。そんな格好でいられたらこっちがもたない(いろんな意味で)




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