SKELETON  GAME
すると、夏芽が自分の事を話してくれた。

「私はね、初めてこのゲームに入って来たの。
 
 最初は私も奴に追いかけられたり、殺されそうになったわ。
 
 けど、逃げて逃げて逃げまくったわ。そしたら、見えてしまったの・・・。
 
 あなたが逃げて来るのが・・・。私も孤独な日々から抜け出せたわ。
 
 ありがとう。あなたのおかげよ・・・。私も安心したの。」




夏芽は私と同じだ。夏芽は嘘を言ってない。

絶対そうだと確信した。

私を救ってくれた夏芽とこの恐怖に立ち向かいたい!!

「夏芽・・・。私とこの恐怖に戦おう!2人でここから抜け出そう!!」

すると、夏芽の目から涙がこぼれ落ちた。

そして、夏芽はこう言った。

「うんっ!」

こうして私達の戦いが始まった・・・。




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