SKELETON  GAME
すると私は思いもよらない行動をとった。

手に握りしめていた一本の鉄の棒で

園崎優衣を何回も何回も殴っていた。

自分の服に血が飛び散っていても、

お構いなしに殴り続けていた。

そして、気が付くと園崎優衣は死んでいた。

私の服は血だらけで、園崎優衣の顔は無残なほどにぐしゃぐしゃだった。

こうして私はskeletongameを抜け出し、

夏芽の仇を討ち空に向かってこう言った。

「夏芽・・・。夏芽の仇はちゃんと討ったからね。」

こうして私・・・。

いや、私達の長い長い恐怖への戦いは終わった。





      ――――――完――――――
   
 
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