あなたへ捧ぐ愛の歌
「はぁ……」


ベットに寝転がりながら、溜息。


……亜季が悠里の事……好き……なんて……


なら……そんなに悪い人じゃない……の…かな……?


でもっ!アレは酷くないっ!?


てかアイツのせいで亜季とも気まずくなっちゃったし……


まぢ最悪。


疫病神だろ!


アイツの事が嫌いなのに……


何故かアイツの事ばかり考えている自分がいて少し、ムカついた……。







「「あ」」


私は、昨日の事を亜季に謝りたくて、スタジオの近くをうろついていたら、今、最も会いたくないヤツに会ってしまった。


「東雲…悠里…」


「フルネームで覚えてくれてんだ?」


「そう言う訳じゃ…ッ」
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