あなたへ捧ぐ愛の歌
「もうちょっと骨のある奴だと思ってたんだけど。


期待して”損”した。


しょせん女なんてこんなモンだよな」



え……



私……”アソバレタ”……??


「まぁ暇つぶし程度にはなった。


予想よりも俺に惚れるのは早かったな


じゃあな」



何……それ……



「ちょっと…待って……」


「あ?」


「じゃあ……私のこと……


好きでもなんともなかったの……??」


するとアイツは鼻で笑って


「は?マジ?本気にしたの?  


”おめでたい奴”」


ズキ...


悔しい……悔しい………ッ


一瞬でもアイツの事を好きだと思った自分に恥ずかしくなった。
< 16 / 22 >

この作品をシェア

pagetop