あなたへ捧ぐ愛の歌
「……アンタなんか好きじゃないしっ!!!」


悔しい悔しい悔しい


「は?正直に言えよさっきみたいに。


”ゆ……ぅ……り”だって。


傑作だなこりゃ。


キモイんだよ」


……ホントにコイツ……”ニンゲン”………??


「……宣戦布告よ!




アンタより絶対歌上手くなって売れてやる!!!!




そして今度はアンタを私に惚れさせてやるわよ!!!」





アイツは一瞬驚いたようだけどすぐに、






「絶対無理だけどな。





まあ受けてやるよ。






精々頑張りな」




そう馬鹿にした感じで言い残して私の目の前から消えていった。
< 17 / 22 >

この作品をシェア

pagetop