あなたへ捧ぐ愛の歌

-悠里-③

「ゆ……ぅ……り……ッ」



ニヤリ




あーあつまんねぇの……



もう終わりか………



意外と早かったな……。





ドン





肩を押してやるとアイツは、驚いたようにこっちを見ている。




当然だろ?





もうゲームは終わったんだ。






「もうちょっと骨のある奴だと思ってたんだけど。


期待して”損”した。


しょせん女なんてこんなモンだよな」




そう…言ってやった。




「まぁ暇つぶし程度にはなった。


予想よりも俺に惚れるのは早かったな


じゃあな」
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