2つの『』
このアルバイトを始めて半年。

入ったばかりの頃は、ギャルみたいな化粧してなんとなくやっていた。


まだ今も実家にいるから5時には、帰宅していた。

だけどこの会社の先輩の『山下姉さん』に言われた。

「みんな同じ給料でやってるんだよ」

口調は、優しかったけど夜遅くまで頑張る姉さんやみんなを思ったら申し訳なくて…

罪悪感で一杯になった。


だから今は、みんなと同じく夜遅くまで頑張ることにしてる。

自殺願望ばかりの私の人生だったから死ぬ気でこの仕事をすることにした。


そのお陰かみんなよくしてくれている。

とても楽しい。
私の唯一の

『居場所』になった。
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