僕達の空



忘れていた『恋』という


気持ち。押し殺してきた


この気持ち全部溢れ出そう
だった。そして、私を覚え

てくれていて見せた笑顔が

とても嬉しかった


気づくと私の頬に



涙が伝った。



「ええっ!?どうしたんだよ」


彼が慌てて私に近づいてきた。



自分がこんなにも好きだっ


たんだと教えてくれた。


彼はどうしたらいいのか



とあたふたしてる。


私はその姿が可笑しく


笑った。すると、彼も


安心したように笑って



くれた。


私は、涙を手で拭き


「ゴミが入った!?」


とおどけてみせる。


「本当かー?涙伝ってたぞ。」


彼はそんな私を心配そうに


見つめた。しかし、



彼もそれ以上は深く追及


してこない。
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