メリークリスマス
叫んだと同時に
泣き崩れてしまった千秋。
俺はただ
見つめることしか
出来なかった。
俺達の出会いは
高校二年生のクラス替え。
俺と千秋は
クラスが一緒になり、
席も隣だったため、
頻繁に話すようになっていた。
そして、一ヶ月前
千秋に「好きだ」と
告白された。
断る理由もなく、
むしろ好き方だっため
俺は、付き合う事にした。
「…千秋、ごめんな」
っとしゃがみこみ
千秋を抱きしめる俺。
千秋は弱々しくも
俺の胸の中で
頭を上下に振った。