HEAVEN
「…そうです」
いよいよ私の頭はシャットダウンに近づいていく。
この狭い室内で香水と煙草、汗は絡み合い
間違えちゃったインドの料理屋さん並の香ばしさを放っている。
「あんた…りさに何か言ったんじゃないの?
りさも苦労人だったからね
あんたの人生いい事ないわよね
とか…
死ね!とかさあはははははは」
ロッカーにたむろするキャバ嬢は、みんな私を見、嘲り笑っていた。
ポケットをかちゃかちゃもみほぐしながら私は彼女に告ぐ。
「Aさんあの…」
Aさん「いやまゆって言うんだけど」
「いい加減にしな!!!!!!!!」