幸せのカタチ☆おさななじみ☆
先輩の言葉を聞き終わらないうちに


サイは


突然歩き出す



何かを振り切るように



何かから逃げるかのようにも


見えた




『斉藤さんっっ』



少し

悲しそうな表情で



先輩は


サイを引き留めた



けれど



振り返ることなく



体育館の中へ



あたし達も


それを追うように



中へはいった
< 98 / 335 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop