<実話>それでもずっと、大好き。
*中2*恋する日々
入学してから1年、私は中2になった。
この頃の私は、心の中で笠原に誓った通り、
小6の時とは比べ物にならないほど、毎日が楽しかった。
仲良し4人組の未和やうみ、佳歩は1組。
なぜか私だけ2組になってしまったが変わらずつるみ、
友達の話や漫画やアニメの話、恋の話をしては盛り上がっていた。
未和たち以外にも仲良い子はいたので、クラス内でも楽しんでいた。
もちろんこの私、恋をしまくっていた。
今は小3、4の時も好きだった、藤井智也(ふじい ともや)という男の子に恋をしていた。
しかも酷な事に未和の好きな人も藤井で、友達だが正々堂々ライバルをやっていた。
けれど2年になって、
藤井は1組なので未和はアタック出来るが、私は全然出来なくなった。
なので同じクラスの男子に恋をした。
顔がかっこよかったり、ちょっと優しくされたりすると、私はすぐ気になったり好きになってしまう。
思春期という時期を、大いに楽しんでいたのだ。
だけどそれでも、
どんな時でも、笠原が私の心から消えることはなかった。