<実話>それでもずっと、大好き。
担任は、大嫌いな体育専門の男の先生。
クラスメイトは、苦手なギャル系の女子ばかり。
男子も担任に合わせてなのか、運動が得意な人ばかり。
その中に私は放り込まれた。
私はどちらかというと大人しい組に入るタイプで、運動なんか大嫌いだし苦手だった。
5年生で仲良くなった子はみんな別のクラスで、何かのいじめなのかと思うほどだった。
予想通り体育の時間もそれ以外の授業も、苦痛でしかなかった。
クラスメイトはほとんど、勉強も運動も出来る人ばかりで、私はいわゆる、落ちこぼれのようなものだった。
けれどそんな時でも性分は捨てられず、
恋をしていた。
美形と言われる男の子をほとんど好きになり、やはり告白したりもした。
女子とはまったくうまくいかず、私は女子の中で孤立していた。
でも私はそれが別に苦じゃなかったし、1人でも全然やっていけると思っていた。
いざとなれば男子もいる。
その考え方がいけなかったのか、
女子は私を無視するようになった。