<実話>それでもずっと、大好き。
話していたら良華が戻ってきたので、私も未和たちに紹介した。
こうして友達の輪がどんどん広がっていった。
そしてその後、同じクラスの女子とも仲良くなった。
のちにかけがえのない友達になる、廣沢麻衣(ひろさわ まい)。
麻衣は少し大人しいけどしっかりしていて、良華とは違うタイプのお姉さんのような女の子だった。
あとは私の隣の席だった赤守(あかもり)えりか。
えりかの外見は長身で色白で細身でオシャレ、すごく大人っぽかった。
だけど中身は明るくお茶目で、可愛い女の子。
麻衣とえりかは同い年。
良華は女子の中では1番年上のまとめ役だったし、兄さんがいることから、
「姉さん」と呼ばれるようになった。
姉さん、麻衣、えりか、兄さん、そして私の5人で行動することが増えた。
食事の時などは未和も交ざり、わからないことだらけの中、楽しい高校生活が始まった。
そうして日々は過ぎていった。