レヴィオルストーリー3


明日はレイが言う通り、アレンが勇者に即位して二年目となる日。


故にその記念式典がある。



これから二人は、臣下と共にその準備をするのだ。




「…レイ、お前、夜覚悟しとけよ」


「えっ」



準備中に耳元で囁かれたレイは、またまた真っ赤になってゆでダコ状態になってしまった。


アレンはしてやったりな顔をすると、臣下に命令する為に一度レイから目を逸らす。




「……もうっ、馬鹿っ!意地悪っ」



レイは耳まで紅くしたまま、アレンにそう怒ったのだった。








< 14 / 500 >

この作品をシェア

pagetop