レヴィオルストーリー3
二度目の呼び掛けにアレンはやっと気付いてくれた。
ルルアンは一安心しながらそれを見せない笑みを浮かべる。
「今日一緒に寝よ!」
「…一緒に?いいけど…」
ちらりとレイを見たアレンだったが、レイもリルムに同じことを言われていた。
というより、子供たち四人中の内の女の子、リルムを含む二人に。
「あーっ!ずるい!なぁアレン、俺も俺も!!」
「俺も一緒に寝たいーっ」
「ううーっ」
ルルアンとリルムがアレンとレイに甘えているのを見て、男の子二人とユーリが騒ぎだした。
…ルシイルはユーリに便乗しただけっぽいが。
12歳という年だと、さすがに女の子と寝ようとは思わないらしい。
「…わかったよ、みんな一緒に寝りゃいいんだろ」
アレンは溜め息をつきながらそれを許可した。
やったー!とはしゃぐ男の子はマケドニスも誘い出す。
「…え、俺も?俺はいいよ」
「やだ!みんな一緒にーっ!!メディンさんも、ねぇ!」
「おやおや、わしもかい。じゃがこの内半分はホテル泊まりじゃぞ?」
「あ゙」