レヴィオルストーリー3
まず最初に、5人の男の悪魔が襲いかかってくる。
アレンは5つの矛をしゃがんで頭上に掲げた剣1本で弾き、そのまま全員峰打ちで吹っ飛ばした。
それから段々と人数を増やしながら向かって来る悪魔を、同じように峰打ちで倒していく。
しかし、…きりがない。
倒しても倒しても、悪魔は怯むことなく向かって来る。
「うっぜぇ…」
――…悪魔の人数はあと半分くらい。
まだ大丈夫ではあるけど、疲れるのも時間の問題。
そうなると色々厄介だし、アレンは魔力を使い一気に倒すことにした。
一体何のためにこんなに大勢の悪魔が自分を襲っているのか。
わからず苛々しながらまた魔方陣を広げる。
「気絶しやがれ…、!?」
――…一応、さっきの魔法とは違う“魔術”の方をしたのだが。
またしても効かず、悪魔らは今度は全員一斉にアレンに襲い掛かって来た。
虚を突かれた上に、さすがに100人弱の人数にはいきなりには対応出来ず。
大体は避けたものの、女性が横に振った矛に左腹を斬られてしまった。
熱く走る痛みに顔をしかめ、それでも剣を振るう。
――…レイが、待っているから。