レヴィオルストーリー3
「……えっと?何して…??」
スクリーンに映る光景を見た途端、状況を忘れてひきつり笑いをする青年。
彼が見たのはシリティーの後ろで、クナルとコニスが酒を出して何やら踊っている姿だった。
シリティーまでもが顔を赤くして若干酔っ払っている。
そのシリティーがマケドニスを見つめ、首を傾げた。
『マケドニスさん?何ですかぁ??』
「…………………。」
『ちょっとー?』
「……誰か助けて」
思わずマケドニスは呟いた。
どうしようコレ。
コイツらどうしよう。
「…とりあえず、聞きますけど。何があったんですか?」
深刻な状況で真剣な雰囲気をぶち壊され、額に青筋を浮かべながらマケドニスは訊いた。
理由次第ではぶっ殺してやる。
そう企み背後からアレンの如く殺気を醸し出す側近だったが、結局それは次の彼女の言葉によってすぐに消える。
『あなたぁ~っ!イルちゃんがついにやったのよっ!
双子の赤ちゃんが生まれたわぁあぁあ~っ!!』