レヴィオルストーリー3
「? …アレン??」
「…何でも、ない。それより…これ、どうしたんだ」
きょとんとする彼女の服を指差す。
淡い水色のそれには、──…なんとも生々しい紅がついていた。
「…あ、これは…」
「レイ?」
「………悪魔の…、ううん、何でもないわ」
そう言って綺麗に笑うレイに、アレンは更に険しい表情になった。
ちらりと倒れた悪魔たちに目をやる。
そこは小さな血だまりと化していた。
──…自分の知っているレイは、こんな戦い方はしない。
「レ「アレン様、もういいですか?」
問いただそうと口を開いたところでコレ。
アレンは未だ目を塞いだままの空気を読まない誰かさんに、チッと大きく舌打ちした。
どうせ読むなら最後まで読んでほしい。
「………マケドニス」
「はい」
「いっぺん死んでこい」
「えええええ!?」
叫ぶ側近を蹴飛ばす勇者。
ムカついたからその隣の赤いやつもすっ飛ばしておいた。
ゼェゼェ言いながら二人を睨むアレンに、レイが苦笑する。
「よかったわ」
「え?」
「アレン、変わってないもの」
そう言う彼女のマリンブルーは限りなく優しいもの。
アレンは醒目すると同時に頬を赤らめた。
「…何でも、ない。それより…これ、どうしたんだ」
きょとんとする彼女の服を指差す。
淡い水色のそれには、──…なんとも生々しい紅がついていた。
「…あ、これは…」
「レイ?」
「………悪魔の…、ううん、何でもないわ」
そう言って綺麗に笑うレイに、アレンは更に険しい表情になった。
ちらりと倒れた悪魔たちに目をやる。
そこは小さな血だまりと化していた。
──…自分の知っているレイは、こんな戦い方はしない。
「レ「アレン様、もういいですか?」
問いただそうと口を開いたところでコレ。
アレンは未だ目を塞いだままの空気を読まない誰かさんに、チッと大きく舌打ちした。
どうせ読むなら最後まで読んでほしい。
「………マケドニス」
「はい」
「いっぺん死んでこい」
「えええええ!?」
叫ぶ側近を蹴飛ばす勇者。
ムカついたからその隣の赤いやつもすっ飛ばしておいた。
ゼェゼェ言いながら二人を睨むアレンに、レイが苦笑する。
「よかったわ」
「え?」
「アレン、変わってないもの」
そう言う彼女のマリンブルーは限りなく優しいもの。
アレンは醒目すると同時に頬を赤らめた。