レヴィオルストーリー3
一方、アレンに蹴り飛ばされたマケドニスとギルク。
「いってぇ~…。鬼だぜ」
「腰打った…」
ギルクは頭を、マケドニスは腰をさすりながら溜め息をついて立ち上がった。
結構な距離を飛んだ気がする。
その証拠に、天使や悪魔らが暴れているもとの戦場に戻っていた。
「……ほぼ終わりですね」
それぞれの種族の様子を見てマケドニスが呟く。
もともと天使と戦っていたところにレヴィオルの精鋭陣が突っ込んだのだ。
悪魔の不利ははじめからわかっていた。
「撤退命令が出たってとこかぁ?」
「そうでしょうね。これ以上足掻いても無駄だと悟ったみたいです」
「……追ってこらしめるか?」
「いいえ。アレン様は帰ってきました。それに、もう十分でしょう」
ちらりと倒れる者達に目を向け、マケドニスはまた溜め息をついた。
彼が見た先には、ほとんど銀色しかない。
「じゃあ俺らも撤退だな!」
「はい、そうですね。ルティさんの船に戻りましょう」
どうやらここへはルティの船で来たらしい。
マケドニスは辺りを見回すと、すぅっと息を吸って大声を張り上げた。
「レヴィオル陣、撤退!」
「いってぇ~…。鬼だぜ」
「腰打った…」
ギルクは頭を、マケドニスは腰をさすりながら溜め息をついて立ち上がった。
結構な距離を飛んだ気がする。
その証拠に、天使や悪魔らが暴れているもとの戦場に戻っていた。
「……ほぼ終わりですね」
それぞれの種族の様子を見てマケドニスが呟く。
もともと天使と戦っていたところにレヴィオルの精鋭陣が突っ込んだのだ。
悪魔の不利ははじめからわかっていた。
「撤退命令が出たってとこかぁ?」
「そうでしょうね。これ以上足掻いても無駄だと悟ったみたいです」
「……追ってこらしめるか?」
「いいえ。アレン様は帰ってきました。それに、もう十分でしょう」
ちらりと倒れる者達に目を向け、マケドニスはまた溜め息をついた。
彼が見た先には、ほとんど銀色しかない。
「じゃあ俺らも撤退だな!」
「はい、そうですね。ルティさんの船に戻りましょう」
どうやらここへはルティの船で来たらしい。
マケドニスは辺りを見回すと、すぅっと息を吸って大声を張り上げた。
「レヴィオル陣、撤退!」