レヴィオルストーリー3
響く勇者の側近の命令。


直ぐ様レヴィオルのメンバーは動き出した。


そして、声を聞きつけたアレンも二人の世界から帰ってくる。



「……マケドニス、」

「はい」

「俺は皇居に行かなきゃいけない。だから先に…」

「え?皇居に??」


俺もですよ、そう言ってマケドニスは嬉しそうに笑った。


きっと皇帝にはアルヴェイン国内で戦うことに予め許可を貰っていたのだろう。

そんなところまできちんと考えている側近に、アレンは内心かなり感動した。



「じゃあ、コニス様。皆を引率してもらえますか」

「うん?いいよー。けどさ、ギルクとレイは??」

「一緒に来たいみたいなんで」


苦笑したマケドニスにギルクもレイもうんうん頷いた。

レイはもう離さないとばかりにアレンにべったりだし、ギルクも便乗して三人で引っ付き合っている。


日が暮れてきて薄着のせいで寒かったアレンは、鬱陶しいながらも暖かいので放っていた。



「じゃあ、ルティさんにそう言っとくよ」

「お願いします」

「…あ、コニス。あと30人くらい乗る人がいるっていうのも言っといて」

「りょーかーいってえええ!?」





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