レウﾞィオルストーリー３
いくつかに分かれて捜すことになった親衛隊。

彼らはその場でちょうど通りかかった臣下さんに紙を貰い、アミダくじをした。

その人はつり目の超怒った白い髪のお姉さんに追われ消えていったとか。


「じゃじゃーんっ、結果発表～！」


ノリノリなユーリ隊長はくじの紙を手にそれを読み上げる。



「リルムとグロアー、ルネとジゼルー、俺とアデル！」

「えっ」


その結果にジゼルが目を丸くしてユーリを見た。

それから心配そうに双子の片割れを見やる。

アデルはふるふる首を振ると、大人しくユーリの後ろについた。


「なにー？ジゼル、アデルが心配なワケ？大丈夫だって！」


この俺様がいるんだしー♪とか言うユーリは本当にわかっているのかどうか。

渋々引き下がったジゼルは、グロアをちらりと見てからルネの傍についた。



「じゃあカイル君見つかったらイルさんの部屋な！」

「みんなありがとーっ」


そう礼を言うイルもアリアを抱きながら猛ダッシュ。

親衛隊が出るまでもなかった気がするが、使命感でいっぱいなユーリは気にせず目を輝かせ叫んだ。



「親衛隊行動開始ーっ！」




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